FOLK FOLK Garden LOGO
「デザイン」とは、物語＝背景をビジュアル化する行為。特にCIやVIのような領域では、その物語性こそがブランドの芯を形づくるもの。そのため、今回のプロジェクトについても、勝手ながら自分なりに物語化した上で、その物語をビジュアルへと落とし込む形でデザインを進めた、思い入れのあるロゴの一つ。
CONCEPT
ある日、一人の青年がたくさんの芽を雲の上に浮かべました。その芽には、心躍らせた仲間たちの想いや、その未来を楽しみに待つ人々の気持ちが乗せられていました。やがてその芽は、伊勢の更地に撒かれることになります。そこには青々とした緑が広がり、自然と人々が集まる庭が生まれました。盛大に愛を祝う場になり、人々が自然に繋がり、夜通し笑い声が響く場所にもなりました。屋根のないその開放的なガーデンには、昼は太陽が燦々と光を降り注ぎ、夜は月が幻想的に照らします。時に雨が降り、激しい風が吹くこともあるでしょう。けれどその雲の向こうには、変わらず太陽が、そして月が、その庭を見守っています。いつでも、いつまでも、その光で照らすように。その光こそが、あの時みんなで芽に託した「想い」なのかもしれません。
